ご挨拶

初夏の風もさわやかな頃となりましたが、会員の皆さまにおかれましては日々の実践と研究に励まれていることと思います。
 さて、今年度は非常に慌ただしい年になりそうです。まず、学会の法人化の登記手続きが完了して、今般正式に一般社団法人日本音楽療法学会となりました。そして、社団法人として運営していくために7月に代議員(8月に理事)選挙が実施されます。そのために近畿支部の会則も改正しました。今の近畿支部の役員は、3年任期の最終年度を務めていますが、7月で交代するのではなく2019 年3月まで務めて頂き、7月に新たに選出される代議員(近畿支部役員)も役員会に参画頂くように申し合わせています。
 また、学術大会につきましても、武庫川女子大学で開催されました第16 回近畿学術大会の成果がまだ色鮮やかに蘇ってまいりますが、既に2019 年3月16 日(土)・17 日(日)に和歌山ビッグ愛で開催されます第17 回近畿学術大会の準備が始まっています。その上、第19 回日本音楽療法学会学術大会を近畿支部で担当することになり、2019 年9月20 日(金)・21 日(土)・22 日(日)の日程で大阪国際会議場を予約したところです。
 この全国大会の準備は、近畿支部役員と事務局(池田智子・岩井佳子・北脇歩・白木淳子・佃誉子・西村直美・藤本仰子)で常任実行委員会を組織して進めてきましたが、私が大会長を拝命し、鈴木暁子実行委員長、岩井佳子事務局長を互選しました。そして、会場運営委員会(岩井佳子委員長・一ノ瀬智子副委員長)、学術・倫理委員会(小原依子委員長・岩井澤奈巳副委員長)、企画委員会(山田由紀子委員長・後藤浩子副委員長)、講習会委員会(市原幸子委員長・鈴木暁子副委員長)、交流会委員会(那須貴之委員長・伊藤美恵副委員長)、編集委員会(鈴木暁子委員長・松田恵理子副委員長)、渉外・広報委員会(辻睦子委員長・増田左知子副委員長)という委員会構成です。大会当日の実行委員は次の機会に募集することになっていますが、手伝ってみたいと思われる会員は、関係者に申し出てください。各委員会業務に必要な増員は、常任実行委員会の承認を得ながら進めることを申し合わせています。
 さらに大会テーマは「研究と臨床の深化〜多様なニーズに応えるために〜」としました。これは、実行委員の課題意識を集約して決めた次第ですが、バックには国家資格実現のために社会的認知を広げるという目標があり、そのために研究と臨床の結合と深化を目指すというものです。「多様なニーズに応えるために」とは、対象者に真摯に向き合うことや隣接専門職との連携を意識したものです。
 最後に、この場を借りて再度の提案をさせていただきます。それは「お互いに先生と呼び合うのはやめよう!」という提案です。これは、「学会誌Vol.10 発刊を記念して」という特集テーマで寄稿を求められ「学術研究団体への止揚が課題」という小論の中で既に提案したことですが、『近畿音楽療法学会誌』に掲載されています。詳しくは学会誌Vol.10 を見ていただければ幸いですが、その要旨は次のようなものです。会員は、臨床家であると共に研究者ですから会員間は対等平等の関係にあるので「○○会員」と呼び合うようにしようというものでした。第19 回大会の大会テーマにも通底するものですが、「年配者が若い音楽療法士に対してまで『先生』呼ばわりするのは、主観的には相手に敬意を表しているつもりでも、自分にも『先生』と呼ぶように仕向けていることになり、ひいては『先生』と呼ばなければ相手に失礼になりかねない病理文化を醸し出す。やはり『先生』と呼び合うのは成熟した学術団体には馴染まない。」というものです。
 近畿支部は、第2回日本音楽療法学会学術大会のプレ集会として企画した第1回近畿学術大会(於、武庫川女子大学、2001 年9月1〜2日)で結成総会を行いました。初代の支部長は、森忠三大会長でした。近畿支部の礎を築くにあたってご尽力くださいましたが、2018 年1月13 日に享年89 歳にて永眠されました。ご冥福をお祈りしたいと思います。
 私は、事務局長として支部結成の準備に参加し、以後、一貫して三役を務めさせて頂いてきましたが、最後の一年のお務めをさせて頂きます。ご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。